ペーパーバックの虜

洋書・翻訳書を中心とした読書ブログです

「穴」ルイス・サッカー あらすじと感想

ルイス・サッカーによる児童書「穴」を原書(英語版)とあわせて読みました。 ユーモアがあって、謎解きの要素もあって読みやすく、大人の英語多読や、大学入試対策としても超おすすめの児童書です。 シリーズについて あらすじ 感想 百年前と現在の物語が交…

「ハンガー・ゲーム」シリーズ 感想 映画と原作小説の違いなど

ディストピア風の世界で、少女が生き残りをかけて戦う「ハンガー・ゲーム」シリーズ。 映画は全部みていましたが、原作の小説は読んでいなかったので、読んでみました。 読み終わって、もう一度映画を見て、感想と、映画と原作の違いなどをまとめてみました…

「モリー先生との火曜日」ミッチ・アルボム 感想

難病を患い、余命宣告を受けた大学教授が、かつての教え子に人生の意味について最後の授業を行う様子を綴ったノンフィクション、「モリー先生との火曜日」。 原書(英語版)と日本語版を読みましたが、人生にまつわる名言、金言だらけの本でした。なかでも、…

「野生のロボット」ピーター・ブラウン あらすじと感想

2025年公開予定の映画「野生の島のロズ」の原作となっている童話「野生のロボット」を読みました。 たくさんの可愛い挿絵と心温まる物語に、ひたすら癒される読書体験でした。 優しいお話なので、子どもにも安心して読んでもらえると思います。 シリーズにつ…

「本と私と恋人と」エミリー・ヘンリー あらすじと感想

現代のアメリカを舞台にしたラブコメ小説「本と私と恋人と」の原書(英語版)と日本語版を読みました。著者はベストセラー作家のエミリー・ヘンリーで、この本を含め、いくつかの本について映画化の話が進行中です。洒落た会話や言葉遊び、ユーモアが好きな…

「ワンダー」R・J・パラシオ あらすじと感想

Matilda に続いて、人気の児童書を読みました。胸が締めつけられるような場面もあったけど、あたたかい気持ちになれる作品でした。英語版も、子どもの一人称で語られるので、とても読みやすかったです。 あらすじ 感想 オーガストだけじゃない。葛藤する子ど…

「マチルダは小さな大天才」ロアルド・ダール あらすじと感想

かなり昔に読んだ覚えのある Matilda を、再読しました。「これ本当に児童書か?!」と思うくらいブラックユーモアたっぷりで、おもしろかったです。 あらすじ 感想 大人こそ楽しめる児童書 トランチブル校長が面白すぎる 天才少女がダメな大人を成敗する 英語…

「容疑者Xの献身」東野圭吾 英語で読んでみた

映画化もされた人気作「容疑者Xの献身」を、英語版とあわせて読んでみました。 映画は見ていたので話の筋は知っている状態で読みましたが、それでも面白かったです。 そして、英語版は、思っていた以上に英語の勉強になりました! 本書について 英語について…

「ミッドナイト・ライブラリー」マット・ヘイグ あらすじと感想

日本の洋書ランキングでもロングセラーになっている「ミッドナイト・ライブラリー」の原書(英語版)と日本語版を読みました。後悔へどう向き合うか、をテーマにした物語だと思います。主人公の心情があまりにも共感できて、自分のために書かれたんじゃない…

「希望のひとしずく: A Drop of Hope」キース・カラブレーゼ あらすじと感想

「図書館がくれた宝物」に続いて、また2024年の夏休みの課題図書を読んでみました。 今回は、中学校の指定図書になった「希望のひとしずく: A Drop of Hope」の原書(英語版)と日本語版を読みました。群像劇の形式でキャラクターが多く登場しますが、それぞ…

「図書館がくれた宝物」ケイト・アルバス あらすじと感想

今年2024年の夏休みの課題図書(小学校高学年)に指定されている「図書館がくれた宝物」の原書(英語版)と日本語版を読んでみました。子ども向けの本ですが、大人が読んでも十分読んでよかったと思える本でした。 本書について 概要 登場人物 あらすじ 感想…

「木曜殺人クラブ 二度死んだ男」リチャード・オスマン 感想

高級施設で優雅に暮らしつつ、事件を解決するスーパー高齢者4人組の活躍が楽しい「木曜殺人クラブ」シリーズの第2作「木曜殺人クラブ 二度死んだ男」。原書(英語版)と日本語版を読んだので、概要と感想、そして、日本版では省略されている仕掛けについて…

「人生で大切なたったひとつのこと」ジョージ・ソーンダーズ 感想

世界で話題になった卒業式スピーチの書籍化 この本は、作家のジョージ・ソーンダーズが、大学の卒業式で披露したスピーチが話題になって、書籍化されたものです。 YouTubeで見たスピーチにいたく感動して、日本語訳を確認したくて読みました。 シラキュース…

「木曜殺人クラブ」リチャード・オスマン あらすじと感想

高齢者施設の入居者たちが、警察顔負けの推理で事件を解決していくミステリー小説シリーズの第1巻「木曜殺人クラブ」。原書(英語版)と日本語版を読んだので、作品の概要やあらすじ、感想について紹介していきます。 本書について 2021年イギリスで1番売…